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2011年6月

2011年6月28日 (火)

2011上半期掲載 円空仏「尼僧1」

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    円空仏 「 尼僧1-1・2・3 」

    2009(平成21)年5月     480 × 340

                    ●画像の転用を禁じます

  まさかこの尼僧像を、震災の直後に反映させるとは思いも

よらなかった。3月11日以降の生活はどのように変わってきて

いるだろうか。

   飲料水やガソリンなど、物不足や不安感などで探し回っていた

のも、品物が充足されるにつけ落ち着きを取り戻してきた。ガソリン

も値が下がってきた。落ち着きを取り戻したこの時期に、震災当時

の対応を検証するようにもなった。そのひとつ、6月5日にNHKで

放映された「原発危機・事故はなぜ深刻化したのか」は、時系列で

政府・東電など関係者の対応を再現し、だいぶ反響があったようだ。

 小笠原の世界自然遺産登録、平泉の世界文化遺産登録という

話題もあったが、政治への不信感が増してきている。

2011年6月25日 (土)

2011上半期掲載 見返り阿弥陀

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    「 見返り阿弥陀 1・2・3・4 」

     2009(平成21)年8月    480 × 340

                      ●画像の転用を禁じます

  この切り絵を掲載したのが1月。海外ではオーストラリアや

ブラジルでの大洪水による被害が報じられ、コーヒー・大豆、

ガソリンの値上げとカカオの輸出禁止等に波紋が広がって

いった。宮崎では鳥インフルエンザが発生し、鹿児島に波及

しないよう防疫に努めていた。

 昨日の24日は、40度近くに気温が上昇し、6月の気温では

記録を更新したという。九州で集中豪雨による被害があったが、

この近辺でも21日の夜7時ごろ雨風が急に激しくなり、低い場所

では膝上ぐらいまで雨水がたまるということがあった。

 今度は、東北地方の集中豪雨、上高地では交通遮断により

下山できないという被害も起きた。

2011年6月22日 (水)

2011上半期掲載 多聞天

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        「 四天王 多聞天 1・2 」

       2011(平成23)年1月  480 × 340

                    ●画像の転用を禁じます

 今日6月22日は夏至だという。暑い日をこれから迎えようというのに

これからは刻々と日没が早まっていく。そして9月ごろには日の暮の早さ

を実感するのだ。

 伊勢の二見浦にある夫婦岩では、夏至の日になると富士と朝日が

重なるという。この時期は梅雨時で、このような光景を拝めるのは極めて

まれとのことだが、今日は美しいシルエットが見られたと報じられていた。

2011年6月20日 (月)

2011上半期掲載 広目天

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      「四天王 広目天 1・2・3」

   2009(平成21)年5月     480 × 340

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    「 快慶  広目天  1・2 

    2009(平成21)年5月    480 × 340

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      「 当麻寺  広目天 」

     1988(平成元)年  380 × 270

                   ● 画像の転用を禁じます

 当麻寺、東大寺、高野山金剛峯寺の各広目天を取り上げてみた。

静かな面持ちの中で、遠くを見据える眼力の鋭さが共通点か。

最初のころは、そんなにおおきくない紙面に、全体の形を入れよう

と試みていたようだ。顔だけアップして切り上げようという気にはな

らなかった。それができるようになったのも、続けてきた成果であろ

うか。

2011年6月18日 (土)

2011上半期掲載 増長天

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    「 四天王 増長天 1・2・3・4 」

        2011(平成23)年1月   480 × 340

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         「 増長天 1・2・3 」

     2011(平成23)年1月   480 × 340

                      ●画像の転用を禁じます

  切ったままで手がつけられなかった台紙の裏打ち作業が、

22年12月から始められた。この作品を手掛けた今年の1月

は、勢いがついて残りの作品を一気に処理した。元気がでて

きたので、この増長天の顔の表現にも気持が入っているなと

思うが。

2011年6月16日 (木)

2011上半期掲載 持国天

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    「  四天王 持国天 1・2  」

                     ●画像の転用を禁じます

      2009(平成21)年5月   480 × 340

  国土を支えるという持国天、震災後の政局の混迷や災害対策の

遅れなどを知らされるにつけ、この持国天に活躍してもらいたいとの

願いが大きくなる。

  地震直後から福島原発の事故対応までの検証が行われてきた。

メルトダウンやメルトスルーの発生時期など、早期に起きていたことが

明らかにされ、汚染の拡大や身体への影響が心配である。

2011年6月14日 (火)

2011上半期掲載 四天王

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         「   四天王   1  」

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                「  四天王  2  」

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           「  四天王  3  」

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          「   四天王  4   」

                     ●画像の転用を禁じます

  持国天2枚、増長天4枚、広目天3枚、多聞天2枚と、それぞれ

作成枚数が違うので、組み合わせも重複しているものもあるが、

一応4組にまとめられそうだ。東大寺の四天王像を取り上げ、四体

そろって完成できたのは今のところこの作品だけである。

 風神・雷神、金剛力士像の阿吽など、対になっているものは両方の

作品が提示できるよう努力していきたい。

2011年6月11日 (土)

2011上半期掲載 祭り作品

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            「  獅子の舞  」

       2003(平成15)年7月   480×340

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    川越祭り各町内シリーズ   「 咲 」

      2004(平成16)年5月  710 × 295

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                   「  龍神の山車  」

     2004(平成16)年8月  715 × 470

                    ●画像の転用を禁じます

 祭り関係作品の醍醐味は、山車彫刻や提灯の文字、人物

表現にあると思う。 「獅子の舞」では、一部を切り取って彫刻

や文字がはっきりとわかるように表現した。

 「龍神の山車」は、本来この山車の特徴である彫刻の素晴ら

しさが、彩色によって消されてしまった気もする。彩色によって

華やかさは表現できるが、せっかく切り込んだ模様が浮き上が

らないという結果にもなっている。

 和紙人形で平家物語などを手掛けている造形家内海清美さん

が、放送大学の「和紙彫塑の美を究める」と題して講座を行って

いた。その中で、和紙の白やまた顔の表現でも目に瞳をいれない

などで、見る人が自由に色や表情を感じ取ってもらいたいといって

いた。

 切り絵も、シンプルな白と黒の世界で、自由に色を感じ取れる

世界だ。長野で活躍している柳沢京子さんの切り絵は、まさに

この世界だ。

2011年6月 8日 (水)

2011上半期掲載  関宿城の四季

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     「  関宿城から富士を望む  」

      2006(平成18)年6月   715 × 470

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           「  出 光  」

     2005(平成17)年12月     715 × 470

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                     「  こ ぶ し  」

              2005(平成17)年2月     780 × 1090

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          「  こぶし咲く 1  」

      2006(平成18)年5月     715 × 470

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          「  こぶし咲く 2  」

     2006(平成18)年5月    715  ×  470

                       ●画像の転用を禁じます 

  「関宿城の四季」シリーズ、 715×470 の大きさで取り組む。

テーマ的には こぶし を取り上げたものが多くなった。まだ筑波山

や日光連山を背景にした構図も切ってみたい気持ちもあるが、この

大きさで作品化を続けるのは無理になっているため、手持ちの作品

でこのシリーズは完結としている。画用紙 で 480×340 ぐら

いの大きさで完成できたらと思いを膨らませている。

2011年6月 4日 (土)

2011上半期掲載 風景作品

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                 「 おぼろ月夜 」

                作成  平成元年ごろ

                     大きさ  380 × 270

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             「  牛島の藤  」

               作成  2004(平成16)年10月

                    大きさ 720×480

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              「  本土寺  」

                作成  2004(平成16)年2月 

                   大きさ 715×470 

                       ●画像の転用を禁じます

  NHKの「切り絵講座」が終了した。最終回は卒業制作で、

中澤裕子さんの自画像と、林家たい平さんの秩父夜祭

制作過程を紹介した。顔の表現は難しいが、線をうまく繋ぎ単純化

した表現で、中澤さん自分自身の特徴をとらえていた。

 たい平さんの祭り屋台は、細かく表現されていたので、切りあげる

のと裏打ちをするのに、かなりの時間を費やしたものと思われる。

手間をかけただけあってすばらしい作品が出来上がった。秩父の祭り

も手掛けたいと思っていたので、いいきっかけを与えてくれた。

できれば、続編でさらなる技法などを紹介してほしいものである。

2011年6月 1日 (水)

切り絵 風景17  「本土寺」

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          「   本 土 寺   」

           2004(平成16)年2月  715×470

                          ●画像の転用を禁じます

  日本きりえ協会主催 第31回日本きりえ美術展出品作品

 この作品は最初に手掛けたブログでも紹介したが、松戸市の

アジサイ寺として知られている本土寺を題材にした。アジサイと

ともにアヤメも見ごたえがあった。見学した日がちょうど雨降りで、

状況を的確に把握するには良かったのかもしれない。色彩に統一

感が出るよう心がけたが、思いは伝わるだろうか。

  5月には、児玉清さん、長門裕之さんの訃報が知らされた。とくに

児玉さんの「龍馬伝」における父親役は強く印象に残っている。

 また児玉さんは、独特の切り絵を手掛けていたという。読書家で

あったということは知っていたが、切り絵のほうは残念ながら知らな

かった。あらためて作品を見させてもらった。色や形の表現で、人情

味あふれる作品になっている。もっと早く知っていればよかったと、

亡くなった知らせに寂しさを感じる。

 

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